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出版物
私が持っているヌーディスト関連の出版物で、ほとんどは今までにブログ等で紹介したものですがまとめてみました。ここではヌーディストに限らずキャンプやヌードライフなどに関連して私が影響をうけた出版物も紹介していこうと思っています。
■裸はいつから恥ずかしくなったか(文庫版)
◇中野明著 ◇出版 筑摩書房(ちくま文庫) ◇発行 2016年5月10日 ◇形態 文庫版・280P ◇価格 760円+税 |
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この出版物コーナーでも取り上げた「裸はいつから恥ずかしくなったか」が文庫版となって再出版されました。出版社は違いますが、評判が良かったから再出版されたのでしょう。
「内容の濃さを考えると、凝縮して1,260円の単行本でなく630円の新書判程度に絞り込んだほうが有り難い」と書いたことがきっかけになったとは思えませんが、いずれこの金額なら参考書として進呈することもできそうです。
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■島と人類
◇足立 陽著 ◇出版 集英社 ◇発行 2015年2月10日 ◇形態 B6判変形・184P ◇価格 1,300円+税 |
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所詮、小説だからと言ってしまえばそれまでですが、思わぬ展開が面白くて1日で読み切ってしまいました。
著者の足立さんはこの作品で第38回のすばる文学賞を受賞しています。
裸で講義をして大学をクビになったヌーディストの教授と、それを追いかける裸に興味がないカメラマン。そして教授の賛同者たちが旅に出ます。その目的地とは霊長類研究者でもある教授の妻がペットの霊長類と一緒に暮らしてる南の島で、その島は今2国間で領土問題になっている話題の島だったりします。
最終的には新しい人類を作りだそうとする小説ならではの展開で終わりますが、著者がヌーディストのことをよく調べ上げたものだと感心します。
願わくは同じ著者に純粋なヌーディストの物語りを作り上げてくれないかと思うようになりました。
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■無人島 不食130日
◇山田鷹夫著 ◇出版 三五館 ◇発行 2014年11月1日 ◇形態 B6判変形・200P ◇価格 1,200円+税 |
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人間は食べなくても生きていられる不食ということが話題になっています。でもそれなら人間が餓死するということはないはずですが、実際に実践している方々が居られるわけですからまんざら嘘でもないんでしょうね。到達するにはそれなりの課程が必要みたいですが、ちょっと興味がわきます。
で、それだけで紹介するはずがない私です。なにに興味があったかというと、沖縄の無人島で裸で130日間暮らしたという事実。ヌーディスト内では有名な裸で一人暮らししている長崎さんというおじいちゃんとの接点もあり、不食よりも裸の方に引きずられてしまいました。 私は不食を実行しようとは思いませんし、現実の世界とも未練があります。しかし無人島での裸はなんとも魅力的。ほどほどのビールと食料と本、それで1週間程度ならやってみたい。ヌーディストなら皆さん思っていることなんでしょうね。
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■混浴と日本史
◇下川耿史著 ◇出版 筑摩書房 ◇発行 2013年7月25日 ◇形態 B6判・224P ◇価格 1,900円+税 |
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ヌードライフに慣れていない女性の入門編として混浴露天を推奨することがあるようです。ヌードライフとは本来別物と思うのですが、屋外での裸に抵抗がある女性には受け入れやすいのでしょうね。
日本は風呂文化が定着し、また温泉天国といわれていますが、どのような歴史の経てこのような文化が築き上げられてきたかを日本史と絡めて紹介しているのが「混浴と日本史」です。
日本の風呂はもともと寺院が健康維持のために解放したのが始まりといわれていますが、江戸時代の湯屋での混浴は何度も規制をされながらも復活を繰り返しています。一般には昭和に入り家庭にも風呂が設置されることにより男女別が当たり前になってきましたが、温泉での混浴はつい最近までは当たり前の世界でした。
それが異性を性の対象として取り扱うマスコミの影響や、過剰な規制を課する警察や保健行政のために年々減少しています。
この先も混浴温泉は生き残ることとは思いますが、些細な問題がきっかけで男女別になる可能性もありますので、大らかな気持で見守り維持していって欲しいものです。 |
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■海女のいる風景
◇大崎映晋著 ◇出版 自由国民社 ◇発行 2013年4月1日 ◇形態 A5判・128P ◇価格 1,800円+税 |
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最初に書店で見たときに欲しいと思ったが、少々高いので後で古本が流通するようになったら買おうと思い、アマゾンで検索をかけてみたら前著は古本がないぐらい流通量が少ないようだ。そこで珍しく新本を購入。
なぜ欲しくなったかというと全裸に近い姿の海女さんの凛々しさに感動したからだ。海女の歴史や道具なども紹介されているが今回は省くが、日本でも昭和30年代まで裸で仕事をするのは当たり前だった。以前にも九十九里浜の漁師が全裸、女性は腰巻き1枚で舟の浜上げ作業をしている写真を見て感激したものだ。鉱山でも男性も女性も裸だったし、今のようにうるさくなかった。
現在は何事も建前主義がはびこり、人間本来の大らかな生き方が難しくなっている。
おっぱい出したら駄目。股間出したら駄目。そんな粗末なもの見せるなと笑いとばせるぐらいの大らかな気持ちになってもらえれば・・・無理だろうか。意識的に見せつけるようなら問題だが、裸で過ごす快適さを誰もが共有することにより少しでも近づいてほしいと思っている。
常々、江戸時代の庶民の感覚に近づきたいといっている。当時の暮らしに戻りたいということではない。大らかな気持ちに近づきたいだけだ。だからといって性風俗まで当時の感覚まで取り入れたいとは思っていない。夜這いなどの相互扶助?や夏祭り(盆踊り)という名の乱交など現代のヌーディストにはそぐわない。
積極的な購入のおすすめはしないが、もし書店で見かけることがあったら気にとめてほしい1冊だ。 |
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■「裸」の文化史
◇フィリップ・カー=ゴム著 中島由華訳 ◇出版 河出書房新社 ◇発行 2012年2月28日 ◇形態 B6判・324P ◇価格 2,800円+税
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時折ネットニュースにヌードカレンダーが取り上げられ話題になることがあります。ほとんどがチャリティのために素人が脱いでいるのですが、話題になるぐらい裸がそんなに珍しいかと突っ込みたくなります。話題になること自体がもう成功なんでしょうが、裸は武器になるってことなんでしょうね。そのような裸に関することを取り上げているのが「裸の文化史」
訳書で最初は宗教と裸との絡みで書かれており、古来から裸とどのように付き合ってきて、さらに未だになぜ人々の前に裸を晒すのか、有名人の裸、裸になる権利、消える羞恥心・・・等々、読んでいてもいろいろな視点からの話題豊富な内容になるほどと思うことだらけです。
プロローグで著者がこの本を書くきっかけはヌーディスト施設を訪れて裸で過ごす喜びを知ったためと記してあったのは、最後まで読みきったご褒美かなとヌーディストの私は思ってしまいました。
2800円+税とちょっと高いですが、最近になくお勧めの1冊です。
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■過ぎし江戸の面影
◇出版 双葉社(双葉社スーパームック) ◇発行 2011年1月17日 ◇形態 B5判・130P ◇価格 1,700円+税
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ムック本ですが「過ぎし江戸の面影」(双葉社刊)1,785円とちょっと高いですが、幕末から明治初頭にかけて来日した外国人が撮ったり描いた古写真、スケッチに着色したものです。 内容は日本人の心の豊かさと文化の奥深さに絶賛した外国人から見た日本人論で七つの特集があり、そのうち一つに裸を取り上げています。タイトルを並べると「裸への意識」として「裸体への無頓着さ」「賛否両論の大混浴」「裸のままで外に出歩く人びと!」「愛すべき行水天国」「温泉地は混浴が当たり前」「エロはお笑いと同じ!?」…と2ページずつ紹介。なんということはない、昨年に紹介した「裸はいつから恥ずかしくなったか」の簡易判みたいなものです。 使われているスケッチも同じものですが、読めば読むほど江戸時代の大らかな生活に憧れてしまいます。もちろんタイムスリップしたいということではありません。この大らかさを現代の日本人に欲しいということです。
前回は新書判程度に凝縮したものが欲しいと書きました。この本の内容はまるで凝縮判ですが価格は「裸は…」よりも高いのがネック。私は江戸時代の風俗や生活に興味があるので購入したんですが、裸論に詳しい方なら本屋さんで見かけたら立ち読み程度でも充分かも。
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■海水浴と日本人
◇畔柳昭雄著 ◇出版 中央公論新社 ◇発行 2010年7月10日 ◇形態 B6判変形・212P ◇価格 2,200円+税
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ヌーディストといえばヌーディストビーチ、日本では海水浴ですね。その幕末から戦前までの海水浴の歴史を紹介してる本が畔柳昭雄著「海水浴と日本人」です。
新聞に書評があったのでこれは読まなくてはということですぐにアマゾンに注文。2,310円とちょっと高いですが知識として知っておいても損のない内容で、タイトルからは難しそうに思えたんですが実際に読んでみると読みやすくて一日で読んでしまいました。
もともと海水浴は「ウミミズユアミ」と呼ばれていて、波を身体に浴びることによる民間療法であったものが、いつしかレジャーの主流に躍り出て、今では考えられないほどの一大レジャー施設になり、それが街作り、別荘地、保養地、リゾート地開発にも影響を及ぼしています。
また健康面から後藤新平や森鴎外たちも海水浴の普及に取り組んでいたなど、資料としても貴重な一冊となっています。また海水浴の普及に貢献した3名の医師のことも詳しく書かれており、当時は異質だった海水浴と現在のヌーディストの置かれた立場を考えると参考になる箇所もあります。ヌーディスト普及を考えている方なら読んでほしい一冊だと思いました。
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■裸はいつから恥ずかしくなったか
◇中野明著 ◇出版 新潮社(新潮選書) ◇発行 2010年5月25日 ◇形態 B6判変形・258P ◇価格 1,200円+税
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最初に期待しながら読み進んでいくとだんだんとイライラしてきた。それは本の前半は45分で終える物語を無理矢理2時間にのばしているサスペンスドラマの活字版のようだからだ。日本人の裸体観について語ろうとするのに、幕末の風呂が混浴なのか男女別なのかのというレベルの4〜5ページですむ結論を延々と先延ばししている。風呂の歴史を読んでいるわけでないのだが、結局当時の日本人にとって顔の延長であった裸は、150年の現在に至って裸とセックスは直接結びついている、と結論づけるまで本の半分を使っている。ここまで丁寧に説明する必要があったのかは疑問に感じてしまった。
その後、多くの西洋人が日本に来ることにより、性的対象としての「熱い眼差し」と批判的対象としての「冷たい視線」を浴びることにより裸を意識しはじめた女性たちが急速に隠すようになったということだ。ただし西洋人は建前論と本音があり、建前論では日本人の裸を野蛮と決めつけていたが、本音はヌード写真や女風呂を見たがっていた。その建前論を利用したのが明治政府で、西洋人に対して恥ずかしいからという建前のもと国家として本格的に裸の規制を始めた。
その後、裸体画彫刻は芸術か猥褻かの論争を経て、新聞マスコミが規制のお先棒を担ぎながら、裸は隠されて行くにしたがって性的興味の対象となっていくのだった。
最後に、現代の行き詰まった社会を再構築するには裸になれる環境が必要だが、それは混浴サウナかもしれないし、そうでないかもしれないと曖昧な提言している。これがヌーディストビーチやキャンプ場という表現だったら良かったのにと考えるのはヌーディストである私だからだろうか。裸になるにはサウナ、いや混浴露天温泉でも閉鎖された世界ですし長時間脱いでいられる訳でもない。環境に恵まれた海や森林でのキャンプ、そちらの方が効果は絶大だろう。そのように結論づけて欲しかった。
江戸時代は大らかで明治以降に厳しくなったことは分かっていたが、なぜ裸に羞恥心が芽生えたかという具体的なことまでは知らなかったので大いに参考になった。裸を規制することによる副作用も紹介しつつ、現在の風潮も憂慮しているところなどは今後ヌーディストの認知運動に向けて参考になるところもあり、今までに読んだヌーディスト関連の本のなかではいちばんかもしれない。できたら内容の濃さを考えると、凝縮して1,260円の単行本でなく630円の新書判程度に絞り込んだほうが有り難い気持ちもあるのが読後の実感だ。そうすれば内容的に良い本なので参考書として気軽に配ることも出来るのだが。
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■EMANON さすらいエマノン
◇梶尾真治・鶴田賢二著 ◇出版 徳間書店 ◇発行 2010年4月1日 ◇形態 A4判・78P ◇価格 1,143円+税
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仕事の合間に書店に入ったら目についた雑誌があった。さっそく手に取ってみるとコミックで、タイトルは「EMANON」という。最近のコミック知識がない私にとって内容はまだ理解していないが、40億年の記憶を持っているという主人公のSFのようだ。徳間書店発行なのでアニメ関係なのだろうか。
気に入ったのは主人公のエマノンが全裸で渓流を泳いたり森を歩いたり廃電車のなかにいたりと、ペン画に水性絵の具なのかカラーインキなのか分からないが、サラッとしたタッチがマッチしているのと、今の私の気分がマッチしたのかヌーディストと関係ないが単純に裸のシーンがあったというだけで(^^;)衝動買いをしてしまった。
昔はいろんなコミックを買っていたが、近年はビニ本になってしまったので内容が分からなくて購入する機会が大いに減ってしまった。この雑誌も他の書店だったらビニ本になっていたことだろう。偶然入った書店なので私に買いなさいという川と森の神の啓示だったのかもしれない(^o^)
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■八ヶ岳倶楽部2 それからの森
◇柳生博著 ◇出版 講談社 ◇発行 2009年8月6日 ◇形態 A6判・176P ◇価格 1,600円+税
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今までに沢山の本と出会ってきました。将来人生を振り返ったときに起点となった本が何冊か出てくるにちがいありませんが、そのうちの一冊になりそうな予感がするのが柳生博著の「八ヶ岳倶楽部? それからの森」です。俳優の柳生さんは八ヶ岳山麓の荒れた林を購入し自分たちで雑木林に作り替え、1989年にレストランやギャラリー等を併設した八ヶ岳倶楽部を開設し今に続いています。この本は以前に発行された「八ヶ岳倶楽部 森と暮らす、森に学ぶ」の続編で、その時は偶然出会った本でしたが、その後は柳生さんの本が発行されるたびに購入しては愛読していました。木といえば杉と松ぐらいしか区別がつかず、植物にいたっては全然分からない私ですが、雑木林は所有できるものなら欲しくて、夢を現実にした柳生さんには憧れも尊敬もあります。
八ヶ岳倶楽部には宿泊施設はありませんが夢であるヌーディストリゾートとダブらせながら読んでしまいました。私なら雑木林のまんなかのテント生活でも構いません。でも一般のヌーディストでは無理があるでしょうが、このような施設なら抵抗なく受け入れてくれることと思います。八ヶ岳倶楽部と海外のヌーディストビーチ、どちらかに行けるとしたら間違いなく八ヶ岳倶楽部を選びます。
本のなかで野良仕事と営繕という言葉がよく出てきますが、施設では皆に作業に協力してもらい裸になって野良仕事や建物の営繕をし、夕方にはウッドデッキのテラスで落日をながめながら冷えたビールを飲み、星空の下で夕食を食べコテージでゆっくりと眠りにつく・・・なんてことになれば最高です。こんな夢を抱かせてくれた本に感謝です。
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■セックスレス亡国論
◇嘉島茂著 聞き手 斎藤珠里 ◇出版 朝日新聞出版(朝日新書) ◇発行 2009年7月30日 ◇形態 新書判・192P ◇価格 700円+税
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なんでもヌーディストと結びつけて考えてしまうので、この新書も無理矢理こじつけていますが、今の日本は婚姻率が低下し少子化が問題となっています。 人類は経済が豊かになり女性の学歴が高まるに従ってそうなることは歴史が証明していますが、草食男子と肉食女子と言われているように男性もSEXに興味がなくなりつつありセックスレスも問題になっています。SEXの回数も先進国では最低です。国の子供手当も生活の環境が変わらない限り出生率が増えるはずもなく財政を圧迫するだけのバラマキにすぎません。どうせ税金を投入するなら子供を増やす=子作り作業回数を増やすことを考えないと意味がありませんよね。そこでヌーディストキャンプの出番です。
ご夫婦でストレスな仕事やわずらわしい家事から離れて一週間程ゆったりと過ごす機会があれば必然的に気持ちにも余裕が生まれ、個室やテントでSEXに及ぶ機会も増えることでしょう。そのためにはいくら立派な施設でも一泊で万単位の費用がかかるようではダメです。ファミリーで一週間滞在しても負担にならないような価格設定でないと意味がありません。
皆で食事の準備をすればメニューが自宅より少なくても気持ち的にはわびしくないでしょう。それでも負担だという時には手軽に食べれるレストランも必要でしょう。これらが順調になればとりあえずヌーディストファミリーに限って少子化は解決できるでしょう。しいては親子間の断絶もなくなり、お子さんもスクスク育つことでしょう。 飛躍した話ですが、日本が良い方向に向かっていくためにも国にはSEXしやすい環境を整えるために税金を使ってほしいものです。
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■森を歩く 森林セラピーへのいざない
◇田中淳夫著 ◇出版 角川SSコミュニケーションズ(角川SSC新書) ◇発行 2009年3月25日 ◇形態 新書判・176P ◇価格 1,050円+税
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森林国であるドイツでは昔から森林を歩くことによる健康法が知られていますが、最近は日本でも注目されており、私も知らなかったのですが全国に森林セラピー基地が多数出来ていました。 歩くことにより血圧の低下やリハビリが実証されており、私的にはこれに温泉と同じように裸の要素が加われば最高だと思っています。
著者の田中さんのブログを読んでいたら、なんとヌードトレッキングを勧める箇所がありビックリ。さっそくメールを送ったら「もし森林セラピーの講演依頼かエッセイでも書く機会があれば、触れてみましょう。」という返信をいただきました。少しずつでも皆さんの理解がすすめば可能性もあるとおもいますので期待しています。
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■夏は着ぬ!
◇夏海あおい著 ◇出版 新風舎 ◇発行 2004年10月25日 ◇形態 A5判・208P ◇価格 1,700円+税
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女性の視線から体験してきたヌーディストライフを楽しく描いています。写真も豊富で初心者には参考になるのですが、出版元が倒産して絶版になったせいで今ではアマゾンの中古本でも9,000円以上というとんでもない値が付いて入手困難な状況です。 版権がどうなっているのかわかりませんが、どこからか復刊してほしいです。もし復刊できる場合には今のサイズでは持ち運びも不便で、タイトルも人前ではおおっぴらに開きづらいのでに新書版ならなおうれしいのですが。
出版以前はClub NAKE'SからCDで販売されていたのですが出版を機に中止になっているので今お持ちの方は手放さない方がいいかもしれませんね。
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■大真面目に休む国ドイツ
◇福田直子著 ◇出版 平凡社(平凡社新書) ◇発行 2001年5月21日 ◇形態 新書判・216P ◇価格 680円+税
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雑誌に紹介されていて、目次に「素っ裸がお好き?」という章があったのでヨーロッパ型のバカンスに憧れを持っている私としてはさっそくアマゾンで購入してみました。内容はドイツの雇用環境や経済情勢まで取材しているチョットお堅い真面目な内容でした。
ちなみに「素っ裸がお好き?」では潔癖性の旅行者が訪れたホテルが偶然FKK週間で帰国後に訴訟を起こした例が紹介されているので裸には消極的なのかなと思いきや、筆者自身はヌーディストゾーンを訪れては「あまりにもあっけらかんとしているのでいやらしい感じはまったくない」とも述べています。
最後には「美的感覚のとぎすまされた(?)人間にとっては、耐えがたい場合もあるのだ。」と締めていますが一般の感覚では仕方ないのかなって感じです。私はキャンプ場やビーチで楽しんでいる表面的な部分しか知らないので、ドイツ人がバカンスに出かけるためにいかに苦労しているかを知ることが出来ておもしろかったです。
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■ヌードライフへの招待
◇夏海 遊著 ◇出版 明窓出版 ◇発行 2000年6月20日 ◇形態 B6判変形・224P ◇価格 1,200円+税
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Club NAKE'Sの主催者UVAさんがHPで紹介してきた考え方や経験をまとめたノウハウ本です。 ただ裸でいるだけで満足な方には必要はありませんが、ヌーディストに興味がある方にはまだ入手可能なので参考にしてほしい入門書です。私も優柔不断で他人の考えに動じやすいので時々読み返しては自分なりの考えを維持するための参考にしています。CD版もClub NAKE'Sから発売されています。
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■男の実践”森の生活”
◇本山賢司・細田 充・真木 隆著 ◇出版 山と渓谷社 ◇発行 1999年9月15日 ◇形態 A5判・224P ◇価格 1,800円+税
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屋外での日光浴ができる季節になってくると私の趣味の感覚がインドアからアウトドアに変わってきます。必然的に夜な夜な布団に入りながら眺める愛読書も変わってきますが、その中で毎年繰り返し読んでいるのが男の実践”森の生活”で、アウトドアが趣味の男3名が2週間にわたり山林にこもってのキャンプ日記です。 私の場合はヌードキャンプなので内容的にあわない箇所もありますが、雑木林に囲まれてのびのび過ごせる環境に憧れる私としてはどこかに場所がないかと探しています。でもなかなか見つかりません。それだけ今通っている場所が理想に近いってことなんですが、いつまでも利用できるとは限らないので他に快適に過ごせる場所がほしいです。
最低200m四方の雑木林のまんなかに20m四方の駐車・キャンプスペースをつくり、敷地内に渓流があればベストです。日中は日光を浴びながら、天候が崩れたらタープの下で過ごし、寝るときはテントだと近くに野生動物が近づいてもわからないとちょっと怖いので車内、できればキャンピングトレーラーがあればいいなあ。海外のヌーディストキャンプ場でトレーラーの前でくつろいでいる家族の写真を見るたびにあこがれています。
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■危ない1号第3巻
◇発行 データーハウス 編集 ジャム工房 ◇発行 1997年9月30日 ◇形態 A5判・272P ◇価格 1,400円+税
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昔、本屋さんで怪しげな本のコーナーを物色していたら「マッパで行こう」という文字を目にして立ち読みしたのがこの本「危ない1号第3巻」です。 このシリーズは鬼畜本の走りだったらしくドラッグや変態さん、セックス等のチョット危ない事を取り上げていて第1巻から知っていましたが軽く立ち読み程度でした。この時期ヌーディストという言葉は知っていたので、マッパの箇所は隅々まで立ち読みしたんですが、他の特集(アナルセックスやハッテン講座等)に興味が無かったので(今でも無いですよ)その時は購入せず、しかし欧米のヌーディスト団体のURLをしっかり憶えてきました。
その後しばらくはHPのファミリーやカップルの写真を見ては憧れると同時にヌーディストの道に入り込むきっかけになりました。当時の日本ではヌーディストのHPは少数ながらありましたが掲示板や紀行文が中心でいまいち実感が沸きませんでした。それからは海や渓流で日光浴をしながら写真を撮り貯め、その後に登場した UVAさんのtake offに刺激されて私もHPを開設しました。
この雑誌のことは気になっていたんですが当時は購入する方法などないので諦めていました。その後オークションを始めたので、もしかしてと検索してみると出品されていましたのでさっそく購入しました。
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■裸体の帝国
◇秋田昌美著 ◇出版 水声社 ◇発行 1995年6月30日 ◇形態 A5判・136P ◇価格 1,650円+税
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ヌーディスト界では有名な本ですので皆さんもご存じかもしれませんが、ドイツで始まったヌーディズムを紹介しています。1800年代に芽生えたヌーディズムが発展しながら時代の流れとともにナチに弾圧されつつも生き延び、またフランスやイギリスにも伝わっていく過程が読みやすく書かれています。呼び方の違いなど理論的な部分にも踏み込んでいるのでヌーディズムの歴史や考え方に興味のある方は読んでおくべきでしょう。
単に日差しを浴びながら裸でいることが快感な私にとって呼び方などの理屈はどうでもよいことですが、裸が宗教でがんじがらめになっていた欧米と、寛容だった江戸時代までの日本では国民性も違っています。 ヌーディストを認知されるには日本独自の考え方を持たないと難しいと思っているので流れを把握しておくだけでも参考になりました。第2巻がアメリカ編の予定だったのですが発売されなかったのが残念でした。
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■裸体とはじらいの文化史(文明化の過程の神話)
◇ハンス・ペーター・デュル著 藤代幸一・三谷尚子訳 ◇出版 法政大学出版局 ◇発行 1990年12月24日 ◇形態 B6判変形・576P ◇価格 4,300円
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ヌーディストのホームページで参考書籍に「裸体とはじらいの文化史」が紹介されていることがあるので名前は知っていましたがヌーディストだけの内容ではないし定価が4500円弱もするので購入していませんでした。別なことを検索していたら偶然この本にたどりついてしまい、そこで興味が出ましたが定価で購入するのももったいないので中古本を検索してみたら2000円で見つかったので購入しました。
翻訳本ですが、やたらに《》やーが多くて読んでいても途切れ途切れになってしまい内容が通じづらいと感じてしまった。私の解読力が劣るのかもしれないし、翻訳がいかに大変かは分かるつもりだが、もう少しスムーズに読みすすめられる内容にしてほしかったと思う。でも古代では裸が当たり前と思い込んでいたが実際は厳格だったとか、なかなか興味のある内容なので、時間ができたらじっくりと何度か読み返したいと思う本です。
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■裸体の森へ
◇伊藤俊治著 ◇出版 筑摩書房 ◇発行 1985年2月25日 ◇形態 B6判変形・252P ◇価格 1,600円
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発行が1985年と随分古いですが、作者が伊藤俊治さんで私の趣味の写真の評論なども多いので気にしている評論家でもあり、それに中古本で安かったので購入しました。
裸体に関する事柄がいくつかの章に別れていてヌーディストに関するところは「さかしまのヌーディズム」という見出しで、内容は第一次世界大戦後のドイツにおけるヌーディズムの創世記からナチスドイツにおけるヌーディズム弾圧に絞ったものでした。 皆さんもご存じでしょうがヌーディスト界では有名な「裸体の帝国ヌード・ワールド」と重なる部分も多かったですが、裸に対する考え方をヌーディズムとナチズムで対比させながら紹介していています。
第二次大戦後のヌーディズムの流れも少しは解説してくれた方が現在に繋がって良かったかもしれませんが、裸体がメインの評論本でセックスやボディアートなど7章にまとめていてあるので章ごとのページが少ないので無理だったのかもしれません。
私が気に入ったところは「裸体は、本質的にはそれ自体自然なものであり、イデオロギーも文化も付着してはいない。ヌードが意味をなすのは、ある意味でそれを見る者が裸体を意識し、その意識に対して社会的な解釈をほどこす時である。」・・・の部分で、確かに裸は自然であり、私は単純に心地良いから裸になっているだけなので理論理屈は持ち合わせていませんが、20世紀になってなぜヌーディズムという考え方が出てきたのかを分かっているだけでも損にならないと思います。
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■ヌーディスト・キャンプ
◇三宅一郎編 ◇出版 美研出版 ◇発行 1964年7月10日 ◇形態 B6判変形・108P ◇価格 360円
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昭和39年のヌーディスト本です。東京に行ったときに古本屋さんで見つけました。 約100ページの小さな本ですが、さすがにビックリして即購入。海外の写真がメインで簡単な文章ですが裸体主義を解説しています。
もちろん男女とも股間はボカシがあり、田中小実昌さんのエッセイもありましたが掲載してある小説はもろH系、写真は健康的なんですが出版社の出版目録をみるとH系ばかり。当時としては話題にもならなかった出版物だったんでしょうね。
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