ヌーディスト外野家のヌードキャンプしようよ

2012.03.29(Thu)
up2012.04.08

           


裸になってカマクラをつくり、熱燗を飲みながらくつろぐことが今年の冬の目標であった。それは私の地元では無理なのだがヌーディスト仲間のドリームさんの別荘なら可能ということでお邪魔しようと思っていた。ところが厳冬期は別荘は閉鎖しており山地なので天候も不安定で屋外で脱ぐことも不可能になる可能性が高い。

3月になり別荘も再開するということで天候と仕事の状況をみながら29日なら出発できそうだ。今ならまだ高速道路も無料だし、天候も30日は晴天で気温も高そうなのでこの機会を逃すと訪れることも難しくなるかもしれない。可能なら嫁と2人で訪れたいのだがなかなか休みとか家庭の事情で予定通りにいかず、今回も私1人になってしまった。
前回は1泊だったので到着はお昼すぎになってしまった。今回は31日は夕方に仕事をしなければならないので午前早めに出発しなくてはいけない。そうなると実質30日の午後しか楽しめないのでつまらない。そのため29日の午後に出発し東北道最後のSAで車中泊をして30日の早い時間に到着すれば30日は一日遊べるというわけだ。
その件をドリームさんに連絡するとせっかくなので29日も別荘に泊まっても良いとのこと。ただしドリームさんは日中は所用で出かけているので東北道のICで待ち合わせ合流してから一緒に別荘に向かうことになった。

約束の時間は午後7時なので出発は急がなくても良いのだが気持ちも高ぶっているので早めに出発。結果的にはこれが功を奏したのだが、当日は別荘到着後に夕食の準備をすると遅くなってしまうので東北道に乗る前にショッピングセンターで主に酒の肴を買い込んでから東北道に乗った。

最初は順調だったがそのうちに工事渋滞の表示が目についた。6q渋滞。一旦国道に降りることも頭をよぎったがなにげに直進してしまい結果1時間のノロノロ運転。途中のSAでソバでも食べてから合流しようと思っていたがそれも無理になり約束のICに到着してのは約束時間ちょうどになってしまい1時間早めに出てきて正解だった。前回も工事渋滞で懲りたはずなのに反省ができていない私なのだ。

ドリームさんと合流後、途中で追加の買い物をしつつ別荘に到着したのは午後8時過ぎ。とうぜん途中の道路も凍結しているんじゃないかと心配していたがすっかり乾燥状態だった。雪が積もっているのは別荘の敷地内だけであとはすっかり除雪されており取り越し苦労だったことに一安心だ。

それにしても別荘の雪は思っていたよりも堅くなっていて、カマクラを作るなど無理なことを自覚した。冬も初期の頃なら可能なようなので別荘を閉鎖する前の来年の1月に再挑戦することにしよう。
除雪していない敷地内には車を乗り入れることも出来ず、小高い丘の下に駐車して歩いて上がるしかないのだがうっかりするとブーツ全部がすっぽり埋まり歩きづらいこと。ましてや夜なのでライトだけが頼りで注意しながら歩かざるを得ない。

到着後はさっそく夕食の支度をしてから持参した地酒で再会を祝して話も盛り上がり、気がつくと真夜中の1時を過ぎていた。お互い疲れた身なので明日の天候を期待しつつ就寝。

翌朝はすっきりした快晴とはいかなかったが日差しは差しているので朝から裸でも心地良い。
朝食前に雪の積もった庭を散策していても寒くないが数十センチはある雪というよりも氷に近い残雪で歩くたびにすっぽり埋もれてしまい歩くだけでも大変だ。あとでスノーシューをお借りしてから歩くことにしよう。

朝食後は除雪のお手伝いで、室内からテラスに出るドアの部分だけ除雪した。
終了後、スノーシューで敷地内を散策してみる。森のなかも散策してみたいが普段なら森に降りる道からは危なくて降りることができない。なんとかして降りられそうな所を見つけて足跡ひとつない森のなかをスノーシューで散策。そこで体験したことはスノーシューだけで歩くよりはストックを使用すると速度が2倍にも3倍にもなることを認識。今度購入する場合はセットで注文しよう。
車を敷地内まで乗り入れることができれば積んであるテーブルとイスを雪の上にセッティングすれば素晴らしいスノーダイニングになるのだが今回は無理。次回に期待しよう。

午後はドリームさんがテラスの除雪をするお手伝いだ。屋根から滑り落ちてきた雪も溜まっているのでこのままにしておくと重みでテラスが壊れるといけないというのでスコップ片手に奮闘してみたがなかなか進まないものだ。この量をみるとカマクラに必要な雪というのは相当量になりそうで一人で作ろうなどと考えていた私の認識不足だったようだ。
その後はお風呂に入ってスッキリしてから日記を書こうと思ったが室内に差し込む日差しも強くて心地良く、布団のうえに転がっているうちに寝入ってしまった。

2日目の夕食時は涼しいので裸では無理だったが前夜に続いて2人で裸談義。夏に向けての構想で盛り上がった。
構想というのはお食事会を企画しようかと考えている。普通ならオフ会ということでになるのだが食事会にしようというのは、オフ会というと皆で同じことをしなくてはいけない感じだが、この場所ではそのような決まりは一切なく各人好きなこと、日光浴や読書、森の散策などをしつつ食事時だけ一緒でいいだろうと。実際に私が散策している時もドリームさんはピアノを弾いたりジャズを聴いたりと好きなことをして時間を過ごしている。そのように自由に過ごせる場所にしたいという想いは共通の認識でもある。

さて、31日は曇り空だ。時折小雨も降りコンディションは良くないが私は夕方までに帰宅しなくてはいけないし、ドリームさんも所用で出かけるので出発直前までは裸になって屋外で最後の撮影。出発時に車のパンクというアクシデントもあったものの、東北道の渋滞にも巻き込まれずに順調に帰宅することができた。

今回は30日は一日中無風で別荘内よりも屋外のほうが快適という私の想定以上の天候に恵まれた。私の地元でも18度まで上がったようで、今の時期には珍しいほどの天候に今回の訪問は大成功だった。雪が残っているうちのもう一度訪れたいものだ。