ヌーディスト外野家のヌードキャンプしようよ

2010.06.19(Sat)
up2010.06.21

           


今年はじめて嫁と一泊できる機会が訪れた。そこでどこに行こうかと考えた結果、週末の天候は崩れそうなので地元キャンプは避けて、温泉に寄りながらドライブすることにした。
最初に寄ったのは岩手県の夏油温泉だ。土曜日にしては入湯客も少なく、貸切状態で嫁にとってもはじめての温泉に満足したようだ。ところで5つある風呂のひとつに露天風呂内の撮影禁止の表示があったが、他になかったので遠慮なく撮っていたら帰る時になって温泉入り口を見ると撮影禁止の表示があった。入るときに見落としていたようだ。目につかなかった程度の表示だったので徹底していなかったのかもしれないが今後は自粛しよう。

その後、温泉内の食堂で昼食を食べたのち、秋田自動車道をひたすら日本海を目指してひた走り。途中までは走ったことがあるが日本海までははじめてだ。東北横断の山に囲まれた地形だし目立った建物もないので運転していてもつまらないが、雨が降らなかっただけでも幸いだった。途中で事故処理の現場に遭遇した。対向車線だったので通行禁止にはならなかったが、バイクが横転していたので運転者はどうなったんだろうか。
目的地は嫁が日本海の夕日を見てみたいということで男鹿半島の寒風山を目指した。30年前に嫁が以前の会社に入社してはじめての社員旅行で訪れた場所で、銀婚式の私達にとっても想い出の場所でもあると言うのだが、私は行った記憶もないのだが・・・。
寒風山には予定より早めに到着したうえに夏至が目前なので日没は何時になるか分からないぐらいに太陽はまだ高い。日本海も霞んで見えないので記念撮影をしただけで今夜の宿泊場所である道の駅てんのうに戻ることにした。途中のスーパーで今夜の夕食を購入。またしても半値値引きのパック寿司になってしまったが、車内で落ち着いて食べられるのでこれで満足だ。
道の駅てんのうには温泉施設があるので運転の疲れもとれるが、思った以上に入湯客が多くて、全身日焼けのうえに股間ツルツルまで見られたくないので前をタオルで隠しながらそこそこに出てきた。露天では気にならないのだが室内は苦手だ。

今回も宿泊はキャンピングカーでの車中泊なので、どこで泊まろうが気分次第の気楽な旅だ。夕食の準備を終えたら服を脱いで冷えたビールで乾杯。温泉あがりの汗ばんだ身体にTシャツと短パンを着て不快な気分だったので脱ぐと爽快だ。
近くのレストランではワールドカップの日本・オランダ戦の応援観戦をしているようで一喜一憂の歓声が聞こえてくるが、こちらはFMのクラシックをBGMにゆったりと夕食だ。食後も周りを散策したりして嫁は10時には就寝。私も眠ろうとしたが温泉の効用と車内の断熱効果のためか身体がほてって眠れない。キャンプなら車外で存分に涼んでから眠ることができるが道の駅で裸でいたらとんでもないことになってしまう。なんとか眠ることができたが、カーテンだけだと裸でいることが分かるので窓の目隠しに銀マットをはめ込んでいるので車内に熱がこもってしまうのだ。プラ板か段ボールで夏用の目隠しを作ろうかと思っている。

翌日は曇っているが雨が降る気配はない。早起きしてサンドイッチとコーヒーだけの簡単な朝食を食べてから、嫁の希望で近くの海水浴場を見に行くことにした。私達が住んでいるところは入り組んでいるので180度の水平線は馴染みがない。昨日の夕日を見たかった延長で水平線も見たかったようだ。曇っているとはいえ海水温が高そうなので私は泳いで見たかったが、近くに若者たちがたむろしていたのでさすがに裸では無理、諦めてまだ朝の8時と早かったが帰路につくことにした。

早めに出発したために時間に余裕があり、途中のショッピングセンターに寄ると余計な買い物をしてしまいそうだったので、時間調整で今日も温泉に立ち寄ることにして秋田自動車道の湯田ICで下りた。でも湯田温泉に寄ることは考えてなかったので混浴露天の情報も準備していなかった。飛び込みで入っても男女別の内風呂だけでは不幸なだけだ。そこで以前に宿泊したことのある湯川温泉大扇別館に立ち寄ることに。日曜日ということで先客も覚悟していたが幸いにも男性が2名だけ。それも私と入れ替えにすぐにあがったので嫁も安心して入ることができ、しばし夫婦だけの貸切。そばを川が流れていて下りることも出来て、今日は川の水も少なくて水遊びは出来なかったが、夏に温泉で熱くなった身体を冷やすことも出来る自然豊かな温泉だ。それに入湯料は300円と今時良心的な価格もうれしい。嫁が一旦女性風呂に向かった直後に別な男性が入ってきたがそろそろ帰るつもりだったので抜群のタイミングだった。ハイエースに戻ろうとしていると雷鳴が響いて土砂降りの雨。こちらも濡れなくて済んだ。その後一般道を走っていても雨が降り止まず、まるで雷に追っかけられている気分だ。自宅が近づいてきたら一旦止んだが、自宅で撮影した画像の処理をはじめたとたんにまたしても雷と大雨。いつもは本番に雨にたたられることが多い私にしては雨から逃れられた楽しい一泊二日の旅だった。