ヌーディスト外野家のヌードキャンプしようよ

2010.06.09(Wed)
up2010.06.10

           


夏といいながらまだなんとか20度前後の毎日なので実感がわかないが、このままだといつキャンプができるか分からないので仕事と天候の状況を照らし合わせて今年最初の海キャンプに行ってきた。

用具はほとんどジムニーに常備してあるので水と食料、ランタンやガソリン等を積み込んだだけですぐに出発できる。ましてやいつものことだが裸で過ごすことが目的なので食事も簡単。今回もコンビニに寄って弁当やつまみを買うだけ。あまりにも手抜きだが一人なので面倒なことはしないようにしている。
着いたのが11時とキャンプとしては手頃な時間だ。これが早く着きすぎると時間を持て余してしまうので、カーサイドタープやテーブル等のセットを終え、軽く泳いだり潜ったりしているうちに昼食時間になる。以前の会社員時代ならストレス解消のためにキャンプをしたかったが、今では日光浴や泳いだりするだけならしょっちゅう海に来ているのでキャンプをする必要性もない。そろそろ漫然とキャンプをするだけでなく、新たな意義を見いださないと2〜3回で飽きてしまいそうだ。

今日も晴れているのだが今ひとつ物足りない。日中だけなら太陽が出ているので夏気分が味わえるが、日陰になると一人なので気持ちも沈んでくる。ビールも持ってきたが、まだポットに入れてきたコーヒーのほうに手が出てしまうぐらい夏とはいえ中途半端だ。
午後も日光浴をしながら読書三昧。時々身体が熱くなったら泳いだり、潜ったりとゆったりと過ごす。沖合では養殖漁船が忙しそうに行き交って作業をしているが、私はボケ〜っと見つめるだけ。なんと優雅なキリギリス生活だろう。
今回はレジャーマットを持ってきたが、これが正解。ウラが防水になっているので浜の湿気を通さず、表も熱エネルギーをため込んで、ついウトウトとしてしまいそうなぐらい暖かい。ホームセンターで1,280円だったが浜レジャーにはお勧めだ。

3時を過ぎると浜は日陰になってくる。ジムニーに戻りお湯を沸かしてコーヒータイム。同時に早めに就寝準備をする。ジムニーの助手席を倒してコンパネを敷くだけでシングルベッドのできあがりだ。寝袋とインナー、ランタンにガソリンを入れて準備完了。休日なら自宅で缶ビールを空ける時間だが、嫁は仕事なので帰宅の連絡が入るまではアルコールはやめておこう。日中は海風も暖かいが、夕方になるとフリースを羽織らないと身体が冷えてくる。日本酒の熱燗といきたいところだがまだ我慢だ。日中は出していたテーブルもタープのなかに移動。6月なのにまだ24時間の裸は無理なようだ。そのあいだにPCで日記の入力。明日帰ってからだと忘れてしまうし、早めにアップしてしまいたいので今日前半の分を終わらせてしまった。

嫁の帰宅時間の5時過ぎに自宅に電話して帰ってきたのを確認してから日本酒を暖めて夕食の開始だ。熱燗が身体に染み渡る。タープもクローズにしてしまえば風も気にならない。また裸の復活だ。ラジオのスイッチを入れてBGM的な番組をバックに熱燗をちびりちびり、つまみを食べていると潮騒がやたらに大きく聞こえてくる。アルコールが廻ってくるといろんな考えが浮かんできたり、自己嫌悪に陥ったりと。これもキャンプをする意義のひとつなのだろうか。ならもっと積極的にキャンプをして自分を考え直そう。
窮屈な寝袋に寝ると自宅の布団が有り難く感じる。コールマンのランタンのジジジ〜ッという音も魅力だが、電子レンジの再加熱する能力も魅力だ。これも一人だから考えることだろう。時々は嫁にも付き合ってもらえるがほとんどは一人が基本だ。やはり仲間が欲しい。バカッ話をしながら過ごす時間も今年は何度か実現したいものだ。

コールマンのランタンに照らされた車内とタープ内は我が城という感じだ。毎年最初のキャンプの時は寝ていても寒いと感じることもあるが、今回は軽量の布団型寝袋とフリースインナーの組み合わせにしてみたら暖かくて夜中に汗をかくほどだった。例年より時期が遅かったせいもあるが逆に暖かかったせいか寝付かれなくて一番中ウトウトという感じで、いつもより早く目覚めてしまった。曇っているので海に入る気にもならず、寝袋を片付けてから湧き水で身体を拭いてサッパリとしたところでお湯を沸かして朝食の準備。簡単に調理パンとコーヒーだけで済ませた。曇っていた空も太陽が昇るにつれて顔を出してきた。これで今日の午前中も泳げそうなので、まだ8時30分だがさっそく浜に下りてゆったりと過ごすことにしようと思っていたら、その後は晴れたり曇ったりの繰り返しで安定しない。この調子だと昼食前に撤収するようかもと思ったが日光浴や読書をしながらズルズル過ごし、昼食時間前になって急に曇天になってしまった。そこで最後にひと泳ぎしてから昼食のカップメンを食べて、撤収準備が終わったと同時に雨粒が落ちてきた。ちょうどよい撤収ができた。

今回のようにコンビニ弁当ではあまりにも侘びしいので次回は一人BBQでもしようと考えていたのだが、現実はモツ鍋かキムチ鍋でも良い感じだ。次回は渓流キャンプを予定している。もう少しで夏至なのだが、キャンプでは鍋ものが合うような天候が続くかもしれない。今年も不発な夏になるのだろうか。勘弁してほしいものだ。