ヌーディスト外野家のヌードキャンプしようよ

2009.08.24(Mon)
up2009.08.25

           


お盆明けに海キャンプを考えていたのだが先週は悪天候の予報のために中止した。今週に入りまたも晴天が戻ってきたので仕事が暇なのを幸いにノコノコと海キャンプにやってきた。真っ青な空、ゆったりとした波、虫のいなくなった砂浜、時折赤とんぼの一団が通り過ぎていく。日差しは強いが晩夏の雰囲気が現れている。
着いたのが12時と遅かったが、昼食は後回しにして先にタープ等の準備をしてしまう。後でもいいのだが準備するとなんとなくキャンプの雰囲気が出るというものだ。 

昼食後は浜で日光浴をしながらシュノーケリングをしたり身体が熱くなったら泳いだりと時間を過ごしていると、すぐに3時になり樹木に覆われたキャンプ地も日陰になっている。そこで浜から戻って缶ビールをひとくちゴクり。これで帰宅できなくなった。よほどのことがない限りキャンプを継続するようだ。

いつも海に来ているので今更キャンプをすることもないと思うかもしれないが、夕日に染まった浜を散策するのが好きなのだ。防波堤に座り対岸の山に落ちていく太陽を見つめているのも好きだ。灯台や密漁防止のサーチライトに照らされる夜の海を眺めているのも好きだ。夕方になってくるとおだやかだった波の音も満ち潮で大きく響いてくる。時間はたっぷりあるが、一人なので特別な目的があるでもないし、ただ海を見つめながら夕食を時間が来るのを待っているだけだ。でも心は落ち着いてリフレッシュしてくる。いろんな案も浮かんでくる。決して日中だけの海では味わえない裸で自然に染まった自分がそこにある。
ところが今日の満ち潮は大きくて浜が少ししか残らないぐらいに満ちているので、夕方の散策や夕日をバックに撮るなどということはできなかった。ラジオの天気予報では隣接エリアには高潮注意報が出たようで、せっかく期待していたのだが残念であった。

そのうちに5時も過ぎて、そろそろ夕食の準備に入る時間だ。今日は一人の時の定番パック寿司だ。なのでろくな準備もないのだが、お湯を沸かしたり、ジムニーを車中泊仕様にしたり、ランタンをセットしたりといろいろやっているうちに、いつのまにか辺りが薄暗くなって、夕食の雰囲気が出てくる。杉林からはコオロギの声も聞こえてきて、海も日が暮れるとすっかり秋なのだ。波もあるが夜の海で泳ぐ気持ちになれないぐらい涼しくなってきた。

夕食はパック寿司にローストビーフとサラダのセット、冷奴といいかげんなメニューだが冷酒をちびりちびりしながら食べていると幸せを感じてしまう。これも裸で開放されているせいかもしれない。暖かいものも必要なのでカップ豚汁を食べたが、この味を何年かぶりに思い出した。残業でホカ弁を食べていた時に、何時に帰れるかも分からず徹夜もよくしていた。今はキリギリス状態だが忙しい時もあったことを豚汁を通して思い出した。あんな忙しさはもう年齢的には無理だが、そのお陰で今がある。
いつも屋外で裸でいる時には周囲の音に注意しているのでラジオは聞かないのだが、キャンプでタープ内にいる時は安心なのでスイッチを入れると太田裕美の特集を放送していた。年代的にマッチするのでつい聞き入ってしまい持っていったDVDは見ないでしまった。

アクシデントとは言えないかもしれないが、辺りが暗くなったのでタープから出てランタンをつけたら、ちょうど沖合を密漁監視船がパトロール中で、突然浜で明かりが見えたので不審に思ったのかつ近づいてこちらを向いて停船している。そのうちに帰っていったがもう少し注意すれば良かった。こちらもアクシデントと言えないが、ラジオとつけたまま寝入ってしまい、明け方になって緊急地震速報が。震源地は離れているが、もし津波があるとこちらまで来る可能性があるので注意して聞いていたが続報が入ってこない。結局システム障害の誤報だったようで安心して、またそのまま寝入ってしまった。

波が高いので潮騒も大きいがジムニーに入ってしまうと全然音が聞こえない。寝るには環境的に問題ないが寝袋がマミー型なので身動きしずらく夏の車中泊には辛いものがある。今度は封筒型を持ち込んでゆったりと寝てみよう。

今回キャンプに持ち込んだ新入りに今話題のネットブックがある。500円玉貯金が貯まっていたので嫁専用に買ったのだが、嫁はノートPCを持っているにもかかわらず15インチワイドで布団に持ち込むには重いと日頃からほざいているので買ってやったのだが、あまり興味を示さず、セッティングも全部終わってないのでまだ私が使っている。そこで日記を帰宅日中にはアップしてしまいたいので、一日目の日記はキャンプ中に書いてしまいたく持ってきた。当日中にアップできたのもそのお陰だ。初めて使っての感想だが、10インチでキーボードが狭いので打つのに慣れなくてゆっくりしか入力できないが、そのうちに慣れるだろう。

朝食も食べ終わり、浜に下りたいのだが、まだ潮が立っていて泳ぐには辛そうだ。予定では昼食までいるつもりだったが、離れた防波堤に釣り人が来て、こちらを向いて釣っている。さすがに人に見せるために裸でいる訳でないし、泳げないならつまらないので撤収することにした。一人キャンプは仕事と天候次第でいつでもできるが、嫁とは9月の連休しかチャンスはない。夜は涼しいが日中はまだ大丈夫なので予定しておこう。