ヌーディスト外野家のヌードキャンプしようよ

2009.04.16(Thu)
up2009.04.17

           


先日実行したヌードトレッキングに刺激され、しばらく行っていなかったヌード登山をやりたい気持ちがフツフツと沸き上がっていた。
朝に予報を確認すると夕方まで晴れマークなので急に降り出すこともないだろう。では今日決行だとなったが、予定外にも午前の打ち合わせが伸びてしまった。でも中腹を横断している林道がいつもの遊び場所なので登山が無理だったら林道に変更すればよいだけだなので行ってみることにする。
登山口に着いたときにはもう11時で、思ったよりも遅くなってしまった。雲の動きもあって迷ったが、山頂が無理だったらさらに上を通っている林道を歩いてもよいという軽い気持ちでディパックに必要な一式を詰め込んで登り始めた。
登山といっても普通に登れば1時間もあればたどり着くので、登山といえないかもしれないが山頂まで行くので登山ということにしておこう。
この山は自宅から見える地元でも有名な山なので登山道も管理されており、1時間コースで気軽に上れるのでファミリー向けの安心な山だ。でも熊はいるので鈴をつけるなど用心しなくてはいけないのだが。休日には登山口によく車が止まっているので登る人も多いようだ。もし午前に止まっていなくても午後からでも登れるので下山時に鉢合わせになる可能性もある。なので平日でないと裸で登れなくて嫁と一緒には来られないのが少し不満だ。二人なら安心だし見張り役にもなってくれるのだが。

しばらくは杉林が続くので日差しも差し込まず今の季節では涼しいはずだが、身体から熱が発散されているので大丈夫だ。数年前に登ったときは中腹からまだ雪が残っており、雪山登山になってしまったが冬の終わりとはいえ寒さを感じなかったので風さえなければ身体の熱だけで充分に歩けるものだ。
中腹を過ぎる頃からは熊笹と枯れ枝だらけになり見晴らしもよくなり日差しも降り注ぐようになった。たまに雲に覆われると風も一段と強くてフリースを着たくなるがそこは我慢して裸を貫く。変に意地を張って歩いているようだが、頻繁に休んでは身体の負担を最小限に抑えることも忘れないようにしている。
市街地を見下ろしながら歩くこと1時間以上。雲の一団も去って日差しが差している。山頂の広場にたどり着いてときには午後の1時近くになっていた。いくら休みながら撮影しながらとはいえ1時間半も経っているのでちょっとのんびりすぎたみたいだ。近々山開きの登山が予定されているので登山口には薪が積まれていたが、広場も整備されており、中央にはBBQコンロも積まれている。山小屋もあり泊まることもできるが一人だと不安と暇の2文字が重なって泊まったことはない。以前に寝袋から食料まで一式準備をして泊まろうと登ったことがあったが昼食を食べ終わってから急に寂しくなり、さらに涼しくなって裸でいるのが無理になり泊まるのを諦めて下山したことがある。山小屋に入ってみると窓が小さくて薄暗いうえに薪のこげた匂いが充満していて、裸のまま過ごすような雰囲気ではないので広場で昼食を食べることにした。
気分的にはおにぎりなのだろうが、朝に思い立ってきたので普通のお弁当。まして嫁には内緒で登っているので仕方がない。できればお湯を沸かしてカップヌードルだと雰囲気がでるのだが、そのためにはコンロやガスなど持ってくるようなので、次に時間に余裕のある時にしておこう。今日は食べたらすぐに下山しないと時間的余裕がなさすぎる。それでも4時間ぐらい裸で動いていたので気持ち的には満足だ。

帰るとなると早いもの山頂から登山口まで40分。いくら気持ちがよいといってもそこは裸の独り身。携帯が通じるのでいくらかは安心だが不安な気持ちがたえずある。帰るという安心感のためかつい早足になってしまうが下山時に足を痛めることが多いので注意しながら下がり、登山口にジムニーが見えると安心感がぐっと増す。できれば複数で登るようにしたいものだが現状では無理なので用心を重ねながらもう一度ゆったりした時間帯で登ってみたい。