ヌーディスト外野家のヌードキャンプしようよ

2008.05.23(Fri)
up2008.05.24


海キャンプは週末を予定していたのだが、天候が崩れる予報。5月中に一度やりたかったので自営業の役得として(^_^)仕事は週末にまわしてキャンプを優先することにしてしまった。
海には早めに着きたかったのだが打ち合わせや家の用事があり、到着したのがお昼ごろ。海に下りる林道は先日の雨の影響も少なかったようで樹木の切れっ端等が道に散乱していたが、極端に掘れているところもなく安心だ。・・・で来る途中に思い出した忘れ物。今夜の主食のカレーとご飯を忘れてしまった。今までにビールを忘れたことがあったが、さすがに主食はなかった。途中のコンビニに寄って仕入れてきたが、家に在庫があったのに。わずかだが散財してしまった。

海に下りる林道に入ったとたんにカモシカがお出迎え(^_^)してくれたが、デジカメを取り出す間もなく直ぐに林に隠れてしまったのが残念だった。
岩場には貝採りのおじさんたちがいて、ジムニーが来たことにビックリしたのか、すぐに話しかけられた。ここまで車で下りられることを知らなかったようで、軽4駆なので今度は直接下りたいとのこと。道を聞かれたので丁寧に説明する。良かったのはすぐに帰って行ったが、今度は直後に近くの防波堤に釣りのおじさんが現れてしまった。
とりあえず脱いでから、今夜寝るのは車内かテントか決めていないのだが、キャンプの雰囲気をだすために3年ぶりのテントを取り出してセットする。
まずは昼食だ。キャンプの昼食なら袋ラーメンがメインなのだが、そこは時間もないことだし、もともとものぐさキャンパーなのでスーパーのお弁当。食べる準備に時間をかけるなら、その分簡単に済ませてさっさと浜で日光に当たりたいのだ。
釣りのおじさんがいるので裸のまま歩き回ることもできない。買ったばかりの文庫本を持って浜で日光浴。横になっているので裸でいても分からないだろうし、分かられても気にしないし。
買った文庫本は村上龍の「半島を出よ」 発売のときから気になっていたのだが単行本だと高いので文庫本が出るのを待っていた。へそ曲がりな性格なのでベストセラーほど読みたくなくなる性格なのだが、この本は読みたかった。500ページで上下巻2冊。読み応え充分で今夏のキャンプや日光浴のお供になることだろう。

3時頃になると満ち潮のために海風が強くなってくる。太陽も弱まってきたので一旦切り上げて、お湯を沸かしてコーヒーを飲んでから今夜の準備にとりかかる。寝袋をセットし、ランタンを・・・(^^;)あれ、ランタンも忘れてきた。車に積みっぱなしのつもりだったのだが。マグライトやヘッドライトがあるので不自由はしないが、今度は積んでおかなくては。雰囲気を出すためにわざわざローソクのランタンは持ってきたのだが。
番屋のそばは山陰のために日が当たらなくなるのが早い。風もあるが着たくないので、寝袋に入って暖まりながら今日のことを忘れないうちにPCに入力しておく。
コンパクトテントに入っていると寝袋の暖かさと相まって、なぜか落ち着く。潮騒とウミネコの鳴き声だけが届いて雑音もなにもない。今夜はラジオをお供にテントで寝ることにしよう。

夕暮れになってきたら、クーラーボックスから缶ビールを取り出しちびりちびり飲みながら文庫本の続きを読み始める。夏至まであと一ヶ月なので日が暮れるのが遅いはずだが、いつのまにか空一面が霞んで明日の雨の前兆か太陽が見えなくなっている。でも潮も満ちて潮風も止んでいるので脱いだまま夕食の準備にかかる。シングルコンロでお湯を沸かしてレトルトご飯とカレーを温めている間に日本酒も少し。まだ病み上がりで薬も飲んでいるのでほどほどにしておこう。で、おつまみはソロキャンプ定番の魚肉ソーセージ(^^) 野外だとマヨネーズをつけなくても食べられるもんですね。ところでレトルトカレーだが、忘れたのでコンビニで105円という値段につられて買ったカレーだが、これは値段に比例するようだ。あとは買わないようにしよう。

今夜はテントで寝るが、そばに車が有るだけで安心感がある。荷物を全部ジムニーに入れてから、浜を少し散策。釣りのおじさんが粘って5時過ぎまでいたので歩けなかったのだ。でもこの浜は今では魚も少なくなったので釣り人も少なくなっている。さてどれぐらい釣れたんだろうか。
テントに入る前に海が見えるように移動してから入り口を閉じると自分だけの世界だ。ラジオを聞きながら文庫本を読み、自然と眠くなったら明かりを消そう。

夜中に何度か尿意で目覚めてしまった。まだ寒いのかな。月は真っ正面に見えているが赤みをさしている。
明け方はどんよりと曇っているので、湿気が高く空気が重い。入り口をメッシュだけにして海を眺めながらウトウトとしていると、養殖の漁船が盛んに行き来して作業をしている。太陽が出ていないので涼しくて朝から散策する気になれないのでテントの中でモゾモゾしながら時間を過ごしていると7時になってしまった。
やっと太陽が当たってキャンプ地を目覚めさせてくれる。午前中は日差しが弱いながらも晴れているようだ。
いつのまにか近くの岩場に釣り人がいる。浜に出られなくなったので、とりあえず歯を磨き、顔を洗いすっきりところで、釣り人が岩場の向こう側にいるので、こっそり海に浸かって汗を落とす。冷たさで身体が目覚めた感じだ。
朝食に取りかかるがコーヒーも忘れてしまったので(^^;)コンビニのインスタントだが、シングルコンロで沸かしたお湯をカップに注ぐときにフワッと香りが漂う。ものぐさキャンパーの常として調理パンで簡単に済ます。夫婦だとハムエッグとか作るのだが一人だと簡単に済ませてします。

太陽が出ているうちに浜に下りて日光浴と読書。一時間ほどで釣り人が帰っていったが、その時だけ水着をつけてやり過ごす。早めに帰るところをみると釣果はなかったようだ。そうです(^^)ここは昔とちがって釣れませんのであとは来ないでください。たしかに昔ほど釣り人はこなくなったので脱ぎやすくなったことは確かだ。
そのうちに海霧があたり一面を覆って涼しくなってきた。そろそろ潮時だろう。今回はほぼ一日裸で過ごすことができて上出来なキャンプスタートだった。忘れ物が多かったがキャンプ用具がハイエースとジムニーと別々に積んであるので一度整理しなくては。