ヌーディスト外野家のヌードキャンプしようよ

2005.08.20(Sat)
up2005.08.22
  

家の都合で午後にしか出かけられない予定だったのでゆっくりしていたら用事が取り止めになったので急遽スーパーで食料を買い込み12時近くに出発する。今週は土曜日が仕事の予定だったのだが8月6日に出勤したために交換で休みになり、キャンプの予定ではなかったし週半ばの天気予報だと曇りか雨だったので諦めていたのだが、晴れるとなるとウズウズして出かけたくなってしまいます。

当地方は夏休みが終わったためか、はたまたモヤがかかっていて泳ぐ雰囲気でなかったのか幸運にも今回も浜辺にはだれもいない。遠くの防波堤では釣り人が一組いたが気にせずテントを張ってから浜に下りて、さっそくひと泳ぎし砂浜で休む。出発する時間が遅かったために1時を過ぎるころにテントに戻りおにぎりだけの簡単な昼食を摂る。
前回忘れてしまったビールは忘れずに持ってきたが一人で泳ぐことを考えると飲む気になれず麦茶で喉をごまかす。シュノーケルセットや文庫本を持って浜に下りるころにはモヤっていた空から太陽が顔をだすようになり、シュノーケリングをしたり身体が暑くなれば泳いだりして午後の時間をゆったりと過ごしていく。

「ワァ〜きれい」と女性の声がしたと思ったら想定外の方向からカップルが下りてきた。私は脱いだままだったので一瞬慌てたがカップルは私を見たためか反対側に歩いて行ったので挨拶するチャンスが無く仕方ないのでそのままの姿でいることにする。泳ぎにきた様でもなくちょっと離れた岩場で話し込んでいるだけなので私も見て見ぬふりをし遠慮せずに浜と海を行ったり来たり。カップルは海に足を浸けただけで帰って行ったが、せっかく誰もいないので(私はいるのだが)水着など気にせずに泳げばいいのにと思うのは私だけかな。

カップルが帰ってホッとしたのもつかの間、またしても「ワァ〜きれい」という声で再度同じ所から男性1女性2の3人が下りてきた。またも見られてしまった。こちらも私を見ると反対側に歩いて行ったのだが、あれと思い後ろ姿の男性に声をかけてみたら、なんと知り合いだった。おかげで私の趣味がばれてしまったが、別段隠しているわけでないので、気にせず裸のままゆったりとした過ごす。

夕方になって雲行きが怪しくなってきた。遠くで雷の音も聞こえたので
テントに戻り念のためにタープを設置し雨に備える。そうしているうちに3人組も帰って行った。さぁ、やっと一人だ。缶ビールを開けて夕食の準備にとりかかる。と言っても恒例のレトルトカレーなのだが。
急速に闇が訪れたテントサイトで食後の紅茶を飲んだあとに気がつくと身体が蚊にさされていることに気がついた。塩水と汗だらけの身体で感じなかったんですね。蚊取り線香をつけたときには数カ所がかゆくなっていた。

このまま寝袋に入っても気持ち悪いし、試しにボディーシャンプーで身体を洗ってみると海水でもさっぱりすることが分かった。歯も磨いてスッキリしたところで気持ちを入れ替えて何年かぶりに夜の海を泳いでみる。8月にキャンプに来ることが少ないので他の時期は夜になると涼しくなり泳ぐ機会に恵まれないのだ。全然冷たく感じない。

身体が乾いたところで寝袋に入るがなかなか寝付かれない。素材の化繊が身体にベトベトして気持ち悪く、いつもは汚れたままで潜り込むので気にならなかったのだが、へたにスッキリした身体なので違和感があるんですね。そこに追い打ちの雨音が。タープを張っていて良かった。でも家なら多少の雨音は子守歌になるのだがテントだと直接ひびくので益々寝られない。それでも昼の疲れもあるためかいつの間にか眠ってしまったようだ。

夜中に尿意で目覚めると今度は星空。山陰の一部が異様に赤く発光している。山火事でもないし目をこらして見ていると多少雲のために真っ赤にぼやけた月が昇ってきた。初めてみる光景にキャンプのおかげと感謝する。月明かりでうっすら見える海原に灯台の光が一瞬照らしては又闇が訪れる。泳ぎたい気持ちが盛り上がってくるのが分かる。でも身体が乾わいてから寝るのも面倒臭いので諦める。この一瞬を撮影すれば良いのだがカメラを持ち出す気持ちになれないのはなぜなんだろうか。明日は一日中曇りの予報なのでだれも訪れることもないだろう。

テントのなかは明るく感じるのだが表に出てみると曇り空。沖合では日曜日にかかわらず養殖漁船がホタテを水揚げしている。今日は奥さんが仕事なので急いで帰る必然性もない。ゆっくりと起きて身体を目覚めさすために海に入るが暖かくて身体に締まりを感じない。コーヒーにパンだけの簡単な朝食を摂ったのちにサンオイルを塗って浜に下りる。いつのまにか太陽が顔を出して身体に刺している。遠くの防波堤を見ると今日も昨日と同じ釣り人が来た。そちらから見ると遠目ながらも裸でいることが分かるのだが気にせずに、昨日と同じようにシュノーケリングや泳いだり読書で午前中一杯をゆったりと過ごすことができた。目の前の透き通った海を見ているとなんと贅沢な環境なんだろうと感謝でいっぱいになる。

インスタントラーメンで昼食を摂ってから撤収にかかり、準備が出来た後に最後の海に入り汗を落とす。
車に着いて荷物を整理しようとした瞬間に今回最後の遭遇。またしても林道を親子連れが下りてきたのだ。着替えをしているところに遭遇したという雰囲気なので支障はないだろうが、上の道路に出てみると県外ナンバーの乗用車が止まっていました。地元の親子連れでなくて良かった。やっぱりまだまだ夏ですね。
今回は計画外のキャンプだったが水着に着替えることもなく一日以上脱いでいられ、内陸部は大雨・洪水警報が出るぐらい大変だったようだが沿岸は予報もことごとく外れて天候にも恵まれ、超満足なキャンプで終わりました。